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ご挨拶

 前社で14年間にわたり毎週書き続けてきた「幸せの仕掛人」。最後のメッセージをこう締めくくりました。

 「占星術では12月22日を境に『土の時代』から『風の時代』に移ったと説きます。……私の願いは、皆さまお一人おひとりが竹のようにしなやかな軸を持って、この風の時代を自由に、はつらつと生きていただくことです。私もそうしたいと思います。『枠の外は可能性の宇宙』です。風は枠を超えます。皆さまのご発展を心より願っております」。

 昨年末、73歳で前社を退職しました。普通でしたら悠々自適の生活となるのでしょうが、「人の可能性を最大化する」という生涯のテーマについて言えば志半ばの想いが強く、私自身も「可能性の宇宙」に飛び出したいと考えていました。そんな折、アメリカナンバーワンのサクセスコーチと呼ばれるジャック・キャンフィールド氏から、「日本での事業展開を援助してもらえないだろうか」との思いもよらないお誘いがありました。ジャック・キャンフィールド氏と言えば、共著である『こころのチキンスープ』シリーズ(ダイヤモンド社刊)7冊が同時にニューヨークタイムズのベストセラーにランクインしギネスブックに登録された作家であり、76歳の今でも現役で活躍する人材育成の第一人者です。人の心を大切にする彼の考え方にかねてから傾倒していた私は、退職を機にこの申し出を受け入れ、新たな人生を歩むことにしました。

 このサイトのタイトルはModule Zero/Human Development(人の可能性を最大化するためのモジュールゼロ)です。Human Development(人を育てる)は文字通り「人の可能性を最大化する」ことであり、Module Zeroはそのためになくてはならない基礎の段階、つまりマインドセット(基本的な心構え)を意味します。

 「人」は素晴らしい存在です。失敗もしますし弱点もありますが、無限の可能性を秘めた存在です。私たちは、「人」は誰もが世のため人のために何かしらの使命を帯びてこの世に生まれてくると信じています。「人」はあなた自身であり、あなたの身近にいるすべての方々です。Module Zeroでは「人の偉大さ」というこの最も基本的な概念に焦点を当てます。ここがしっかりしていないと、たとえ優れた知識やスキルを学ぶことにより一時的に成功を収めても、長続きすることはないでしょう。なぜなら、私たちの「生きがい」は大切な人と喜びを共有する時にこそ得られるものと考えるからです。

 私たちはスティーブン・MR・コヴィーが『スピード・オブ・トラスト』(キングベア出版)で説いたように、「信頼はスピードを上げ、コストを下げる」ことを信じています。ですから、「能力」よりも内面からにじみ出る「人格」に重きを置きたいと思います。「人」の可能性の土台も目に見えない部分、つまり「心・想い・動機」に存在すると私たちは信じています。氷山のパワーは水面下の目には見えない部分に秘められていますし、20メートル以上に成長する中国の竹が強風にも倒れないのは、芽が出ても4年間は成長することなく土の中で根を張り続けるからです。

 また私たちは、純粋で自然で混じりけのない本質的なものが持つ価値を大切にします。「いいものはいい」のです。「いいもの」を見極める感性を養いましょう。なぜなら、「いいもの」は人の可能性を高めてくれますから。

 「今日は残りの人生の最初の日」です。皆さまのこれからの人生が豊かなものとなるように少しでもお役に立てればと思っております。

2021年3月吉日
黄木 信

プロフィール

黄木 信 Ohki,Makoto

黄木 信 ohki-makoto

 1947年生まれ。1980年、米国ブリガムヤング大学言語学部修士課程修了(理論言語学)。コンサルティング・通訳・翻訳を主要業務として起業後、フランクリン・コヴィー社公認先任講師として 「7つの習慣」を始めとする各種マネジメントセミナーを担当。受講者アンケートでは常に高評価を得、「伝説の講師」として名を馳せる。また、米国マカリー・クパン社との共同により医薬品開発文書作成のための 「サイエンティフィックライティング」セミナーを展開、医薬品業界のグローバル化実現にも寄与する。クライアントには日米多数の企業が名を連ねる。訳書 『TQ―心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』(ソフトバンク文庫)はロングセラー。2007年より2020年までモリンダジャパン社長ならびに会長、米国本社副社長を歴任。その間14年にわたり毎週金曜日に配信し続けてきた「幸せの仕掛人」メッセージは、多くの人々の心をとらえてやまない。2021年2月、『こころのチキンスープ』シリーズの共著者であるジャック・キャンフィールドからの要請を受けて、日本でのキャンフィールド人材育成事業の展開を開始した。キャンフィールド認定講師としてはもちろんのこと、著作や翻訳、通訳の面でも貢献が期待されている。

 3男2女、孫19人、ひ孫1人。座右の銘は「今日は残りの人生の最初の日」。

黄木 信 ohki-makoto

ヤング・リビングと関わることになった理由

ヤング・リビングと私

「ヤング・リビングと私」

 すべてはジャック・キャンフィールドとの出逢いから始まりました。私の人材育成における経歴や前社でのこれまでの取り組みに関心を抱いたジャックは、日本での事業展開の援助を求めて何度も私に声をかけてくださいました。とても光栄なことです。

 本サイトのジャックとの対談の映像でも紹介させていただいていますが、彼はかねてからネットワークビジネスに可能性を感じていました。特に新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延する中での健康と経済への解決策として、その価値がますます高まっていると主張しています。中でもヤング・リビング社の製品や創設者であるゲリー・ヤングとメアリー・ヤングの事業への真摯な姿勢に感銘し、自身でも登録して活動しています。
 
 ジャック・キャンフィールドは「生きがい」を実現する分野として以下の7つを挙げています。

1. 財政Finance
2. 仕事とキャリア Work & Career
3. 自由時間と娯楽Recreation & Free Time
4. 健康とフィットネス Health & Fitness
5. 人間関係 Relationships
6. 自己成長 Personal Development
7. コミュニティーと貢献 Community & Contribution

 ジャックは、ヤング・リビングがこのすべての分野において「生きがい」を実現できる数少ない企業であると評価し、ヤング・リビングを通して多くの方々に幸せになってほしいと願っています。

 前社でも同様の取り組みをメンバーの皆さまと長年にわたって続けてきた私は、枠を超えて、その取り組みの続きをジャックと一緒にヤング・リビングという新たな環境で行うことを決意し、登録いたしました。扱っている製品やシステムなど環境は変わりますが、大切にしてきた原則は変わりません。「伝統と科学を重んじ人を大切にする」ことや「人の可能性を最大化する」こと、「見えるものよりも見えないものが人を動かす」こと、「しなやかな軸をつくる」ことなどを大切にする方々のコミュニティーを、こうした「生きがい」の追求を中心に据えるプライベートカンパニーの力を借りながら、またジャック・キャンフィールドという世界的なリーダーの直接的な援助を受けて構築したいと考えています。「枠の外は可能性の宇宙」です。

 「風の時代」に訪れた新たな世界。誠実さや優しさ、感謝の心など、人としての想いを大切にしようとする方々と一緒に「生きがい」のコミュニティーをつくっていければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ジャック・キャンフィールドからのメッセージ

ジャック・キャンフィールドからのメッセージ

How to find your life purpose 日本語字幕

対談動画

01

「黄木 信と探る本質の世界」

第1回「中部大学 禹 済泰(ウ・ゼテ)教授が語る多様性(ダイバーシティー)」

黄木 信

禹 済泰

中部大学 応用生物学部 教授 / ヤング・リビングAPAC科学責任者

02

特別インタビュー
「『こころのチキンスープ』のジャック・キャンフィールドに聞く」

黄木 信

Jack Canfield(ジャック・キャンフィールド)

ベストセラー作家、サクセスコーチ