アクシス2021年9月1日「防災の日に寄せて」
今日から9月。気温も下がり、秋の気配が漂ってきました。過ごしやすい季節の到来です。いかがお過ごしでしょうか。コロナ感染も数字的には下降気味ですが、個人に課せられた基本的な健康と安全の習慣をこれからも油断することなく遵守したいと思います。恥ずかしい話ですが、私は毎日の手洗いを今ほど念入りに行ったことはありませんでした。孫たちが歌に合わせて時間をかけて丁寧に洗っている姿を見て、同じように洗うようになりました。家を出る時は、いつどなたに会うか分かりませんから、たとえごみ捨てに行く時でもマスクを着けるようにしています。また、健康の習慣である栄養と睡眠と適度な運動も心がけたいですね。
さて、今日9月1日は防災の日。地震や津波、台風はもちろんのこと、最近は線状降水帯による河川の氾濫や土砂災害が日本各地で起きています。居住地域のハザードマップは確認していらっしゃいますか。まだでしたら、できるだけ早くご家族で確認し、避難場所を含め対策を話し合いましょう。私どもの家の近くには境川という都県境を流れる2級河川があって、大雨の時には水位が上がり、場所によっては氾濫の可能性が出てきます。両岸にはサイクリングロードが設けられていて、ジョギングやウォーキングで利用する人が多いのですが、川沿いの低地に住んでいる人々にとってはとても不安です。私どものマンションは高台にあるので大丈夫なのですが、実は境川の東京都側にある娘夫婦の家がハザードマップでは氾濫危険地帯にあるので、早速話し合って、少しでも危険が予測される時には早めにわが家に避難することを決めました。また、貴重品はあらかじめ2階に移動しておくことも話しています。ぜひこの機会を利用して、地元のハザードマップをご確認ください。
それと、今日は救援物資や救援ボランティア活動に関連して貴重な情報を得ましたのでお知らせいたします。災害が起きた時の支援の仕方についてです。まずは、「物よりもお金」です。物を送るのであれば、それを売ってその分の現金を送るのが一番です。地元で大変なのが物資の仕分け作業だそうです。ある被災自治体では配り切れずに残った物資の処分に数千万円かかったとのこと。それが、被災者が納めた税金で賄われるのですから大変ですね。
「送ってほしくない4つのもの」を挙げておきます。①千羽鶴や寄せ書き(燃やすしかない)、②成分表示が読めない海外の食料品(アレルギー対策ができない)、③冷凍食品(保存がきかない)、④古すぎる古着や洗濯していない衣料品(「着られるもの」と「着たいもの」は違う)。あと、ボランティアで支援活動に行かれる場合は、ご自身で食事と宿泊場所を手配してほしいとのことです。
今回は防災の日に寄せて情報を共有させていただきましたが、「共助」の前に「自助」が来なければならないことは『7つの習慣』でも述べられている「人としての大原則」です。今日という特別な日に再確認したいと思いました。