オリンピック後のテレビは、新型コロナウィルス感染症と集中豪雨の話題でもちきりです。どちらも政府・行政の対応の遅れを指摘する声が多いのですが、予測不可能な事柄への事前の適切な対処には様々な意見があり、すべてがうまくいくとは限りません。必要なのは、見通しを誤ったのであればできるだけ早くその誤りを認めて方針の転換をすることだと思います。誰も完璧を求めてはいません。エゴを捨てて潔く誤りを認め、迅速に軌道修正を図るべきであると考えます。有事だからこそ、大所高所からの行動が求められると考えますが、いかがでしょうか。

　さて、退職して家にいるようになってから8か月が過ぎようとしています。昨年までの生活を振り返ると、大きな変化です。もちろんコロナによる自粛により外出の頻度は落ちたとは言え、これほど連続して家にいることはありませんでした。コロナ前は最低週に一度は飛行機で日本全国に出張を重ねていましたし、社内ミーティングもそうですが、オフィスでいろいろな方々と会合を重ねていました。

　それらがすべてなくなりました。直接お会いして目と目を合わせ、膝を付き合わせながらその方の発するエネルギーをじかに感じ取れる経験は、何にも代えがたいものでした。今、各地での講演会や面談など、その一つひとつの体験を懐かしく思い出します。何と素晴らしい、実り多い、学ぶことの多い体験だったことでしょうか。そこには人を大切にする想い、もっと成長してお仲間や会社の成功のために貢献したいとの想いがあふれていました。私にとってエネルギーを注入していただく格好の機会でした。

　そのような中でこの半年間、『こころのチキンスープ』の共著者であるジャック・キャンフィールド氏主宰の人材育成講師認定プログラムに取り組み、カリキュラムをすべて終了しました。今は正式な認定を待っているところです。そして4月から隔週金曜日に、ジャックの『成功の法則（The Success Principles）』とスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』をベースに私の想いをご紹介する「モジュールゼロ」ウェビナーを開催しています。もちろんウェビナーですから一方通行ですし、参加してくださる皆さまのお顔も見えません。でも、話している内容は基本的に過去20年にわたって私が話してきた内容と変わりません。むしろ、ジャックの見方がこれまでの私の考え方に新たな視点を加えてくれていると言えましょう。

　人としての正しい生き方の「原則」は、立場が変わっても、どこにいても、時代が変わろうとも変わることがありません。コヴィーは、「原則」は不変であり、普遍であり、不偏であると述べています。「モジュールゼロ」の「ゼロ」はこの「原則」に立ち返ることを意味します。

　占星術では今は「風の時代」だそうです。このメッセージを読んでくださるすべての皆さまが、それこそ風のように枠を超えて、「原則」に基づいた人生を送られることを願っています。なぜなら、変化の著しい「風の時代」に生き残るのは、真の「原則」だけだからです。

今後の「モジュールゼロ」ウェビナーの予定

日時：8月27日（金）、9月10日（金）、以降隔週金曜日の20：00－21：00

ID：883-7919－2350　Pass：079846　毎回同じです。